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施設の概要 |
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旧日向別邸「熱海の家」は 二人の建築家による建物です。
渡辺仁の上屋 (+) タウトによる地下と清水組によりつくられた。 |
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旧日向別邸「熱海の家」は、昭和8年〜昭和11年にかけて日向利兵衛より建築された住宅・ゲストハウスである。携わったのは渡辺仁とブルーノ・タウトの建築家二人と清水組である。
渡辺仁氏による、傾斜地に建つ2階建ての木造住宅(一期)、清水組により引き続き行われた基礎部(離れ・地下室)とその屋上庭園(二期)、そしてブルーノ・タウトによる、基礎部の躯体を使っての改築(三期)である。
この施設を有名にしたのは、表現主義の代表でもあもある「ブルーノ・タウト」が日本に残した唯一の建築物であり、熱海市の建造物で唯一の国・重要文化財であることに起因する。
所在地 熱海市春日町8−37(1712番地7)
敷地面積 707.38u(実測648.26u)
敷地形状 南側・相模湾を展望した傾斜地 標高約***m
構造 上屋 木造銅版葺き2階建て (日向の家)
地下 鉄筋コンクリート造1階(タウトの部屋)
建築年月 上屋 昭和10年2月 地下 昭和12年
延床面積 上屋 1階 146.38u 2階 58.67u 計205.05u(約62.0坪)
地下 計129.89u (約39.3坪) 合計334.94u(約101.3坪)
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真鶴半島〜三浦半島〜
房総半島〜初島〜大島を望む |
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半島、島を一望する(日向の家二階より) |
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渡辺仁による上屋 一期新築部(地上約60坪) 日向の家 |
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タウトによる地下 三期改築部(地下約40坪) タウトの部屋 |
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清水組による屋上庭園 二期相模湾を眺望する屋上庭園(地下約40坪の上部)
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一期工事 --- (日向の家)
旧日向別邸「熱海の家」の一期は、アジア貿易で活躍した日向利兵衛が依頼し、渡辺仁・設計、清水組・施工により施工完成された木造二階建ての建物である。アジア貿易事業が順調だった日向利兵衛は、昭和8年に温泉付きで相模湾に向かい眺望見事な急傾斜の分譲地を購入した。約2年をかけて一期工事の上屋を昭和10年に竣工。
二期工事 ---
引き続き、土留めを兼ねた鉄筋コンクリート造りの地下室を造りその屋上に京都竜安寺風の屋上人工庭園を造った。
三期工事 --- (タウトの部屋)
おりしも其の直後、日向利兵衛は外交官の柳沢健の紹介でブルーノ・タウトと出会 い、その日の内に地下室部分の改築設計を依頼しタウトは快諾した。三期工事の始まりとなる。日向家が住まい始めてからまだ間もない時であった。
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